巣雲山はスタートもゴールもJR伊東線「宇佐美」駅という「駅からハイキング」の山である。童謡「みかんの花咲く丘」の歌詞が生まれた山腹は、5月の開花期になるとみかんの花の甘い香りが漂う。山頂に立つ展望台からは、富士山の全容が望まれ、さらに天城山から相模湾、箱根山への大パノラマが展開する。
5月8日(水)9時にJR伊東線「宇佐美」駅 改札口集合 総勢17名(うち女性12名)
天候不順な日が続く中、幸いにも雨も中休みの好天で、元気に宇佐美駅を出発。川に沿って車道を歩くと、ところどころにみかんの白い花を見つけてはしばし写真撮影。
途中「巣雲山コース」と「みかんの花咲く丘コース」に分かれるが当然前者のコースを進む。車道は次第に簡易舗装に変わり、勾配も増していく。本格的な登山道に入ると深山のような静かな林道が続き、アップダウンを繰り返す。
一旦車道に出会ったところが阿原田峠で、そこからはツツジが咲く広葉樹林の中を登っていくと展望台とは名ばかりで樹林でおおわれて何も見えない展望台を超えていく。
山頂近くは広々と開けた広場で立派な展望台が鎮座している。本来ならば富士山を中心とした大パノラマが展望できるのだが、富士山周辺の雲が多かったのは残念であった。それでも富士山の山頂が雲の上からひょっこりと頭を出していたのがご愛敬であった。
昼食後は最初は急な下りはあったものの、次第にゆるやかになり、「生仏の墓」や「行者の滝」などを経て、ハイキングコース入口から簡易舗装の道を下り続け、やがて車道に出る。道中いたるところに夏みかんが実っており、どう見ても誰も管理していないように見えるのでいくつか頂戴しても良いのではないかと思ったが、さすが紳士淑女のハイキングの会なので、誰も手をつけることはなかった。
別荘地から市街地へと景色が変わる内に宇佐美駅に近づき、到着は15時。宇佐美駅で自由解散し日程を終了した。
駅から駅へのコースのため、車道を歩く時間もあったが、海岸近くのため「山」と「海」の両方の景色が楽しめ、またさまざまな色の「花」やオレンジ色の「果実」の中を歩くコースでいろいろと楽しめた山行で会った。
(記 曲尾 実)
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