第344回 八幡平(はちまんたい:岩手・秋田)
八幡平(はちまんたい)は、岩手県と秋田県の県境にまたがる平原状の火山高原台地である。
深田久弥の『日本百名山』の一座であるが、山頂直下を観光道路が走り、山頂を踏むだけなら百名山の中でも容易な部類に入る。
ただし、深田は「八幡平の真価は、やはり高原逍遥にある」と述べており、たっぷり時間をかけて高原を満喫するのが八幡平の本来の楽しみ方といえる。
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8月25日(月) 晴れ
前泊日。各自、盛岡駅周辺のホテルに宿泊。盛岡のグルメとして有名な「三大麺」(わんこそば、じゃじゃ麺、盛岡冷麺)や、
その他の郷土料理をそれぞれ思い思いに味わった。
8月26日(火) 曇り
朝7時に盛岡駅南口タクシー乗り場に集合。予約していたジャンボタクシー2台に15名が分乗して出発。
天気予報では曇りで濃霧の可能性が示されていたが、実際は予想以上に濃い霧で、道路もセンターラインしか見えない状態であった。
そのため予定を変更し、八幡平山頂レストハウスからスタートすることとした。
準備体操をしたのち、9時過ぎに登山開始。
ゆっくりとしたペースで、「ドラゴンアイ」で有名な鏡沼やめがね沼を横目に見ながら、9時30分頃に八幡平山頂に到着。
展望デッキに登ったが、この時点では眺望は得られなかった。それでも、頂上の標識の前で50回参加の藤原さんの表彰を行った。
休憩後、ガマ沼展望デッキ、陵雲荘(山小屋)を経由し、八幡沼北側の広大な湿原を木道で横断して、八幡平三大眺望地の一つである源太森で一休みした。
その後、湿原の木道を戻る途中、時折霧が晴れて広大な八幡平の魅力を垣間見ることができたのは幸運であった。
続いて陵雲荘2階で昼食。眼前の八幡沼も霧の合間から時折姿を見せていた。
昼食後、再び八幡平山頂に戻り、鏡沼・眼鏡沼を経て、朝に立ち寄った山頂レストハウスに到着。
大休止を取ったのち、本日の宿泊地である藤七温泉・彩雲荘へ徒歩で向かった。
道路脇から名物の大露天風呂を眺めつつ、15時頃に宿に到着。
各自、露天風呂や内湯で温泉を堪能した後、18時から夕食。質・量ともに大満足の料理が並び、十分な栄養補給となった。
その後、全員の自己紹介を行い、部屋に戻って温泉に入ったり早めに就寝したりと、疲労回復に努めた。
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8月27日(水) 雨
前夜から大雨となり、改めて「昨日が登山日でよかった」と感じさせられた。
朝9時にジャンボタクシーに分乗して盛岡駅へ向かい、10時30分頃に自由解散となった。
総評
天気予報とは異なり、濃霧のため眺望はいま一つであったが、幸い雨には遭わず、時折霧が晴れる瞬間もあり、深田久弥の言う「高原逍遥」を楽しむことができた。
また、
秘湯・藤七温泉では温泉はもちろん、夕食・朝食ともに大満足の内容であり、ぜひ再訪したいと感じさせる山行となった。
(曲尾 実 記)
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朝食

松尾鉱山建物